病室を出た直後、高島が不思議そうに俺を見つめる。




「……何?」





「あ、いや」





「何?きになる…」





「蒼先生ってかっこいいじゃないですか」






「またその話?」






「いや、あの。

……どちらかというと、季蛍もかわいいじゃないですか」





「………うん」






「やっぱ、高校生の頃から季蛍、モテてました?」







「…うーん。先輩に囲まれる後輩だったな。
『季蛍ちゃーん』とかいって。」







「……なんかやっぱ、お似合いだなーって思うんですよ、つくづく」








「なんだよ突然…」








「蒼先生、季蛍にどうやってプロポーズしたんですか?」







「………」








「季蛍の目の前で跪いてプロポーズですか?」








「んなことするかよ…」







「じゃあ普通に結婚してください?」






「………」








「………教えて下さいよ」









「普通に結婚式だよ」







「いやー、だから、どうやってプロポーズしたんですか!!」









「………秘密」