寝室の電気をつけると、隣に季蛍の姿はなくて。
ゆっくりリビングに行って、電気をつけた。
「あッ、季蛍」
壁に寄りかかって、浅い呼吸を繰り返す季蛍と、床には割れたコップと水…。
「………季蛍?」
「………ん」
「どうした?大丈夫?」
大丈夫じゃないことぐらいわかってる。
「…季蛍。」
眠いのか、意識が朦朧としているのか、目がもう閉じそうだ。
その季蛍を抱き上げて、リビングの椅子に座らせた。
「…何か飲みたかった?」
そう聞けば、
「………苦し……く…て、薬…飲も…うと…思った」
「……起こしていいのに」


