「…痛い、、」 夜中も痛い。明け方も痛い。翌朝の仕事に行く時間になっても痛い。 ずっと言い続けた季蛍を、俺は放っておけなくなった。 ……蒼、痛い ……痛い、 と言う季蛍を抱いて、しばらく玄関でじっとしていた。 仕事を少し遅刻すると伝えて、外来を高島に変わってもらった。 …悪いと思ったけど。 高島にも、患者さんにも。