「なぁ、彼女今何歳?結婚前提でおつき合いしてます的な感じなの?」
これを聞いたのは割り込んできた芙羽で。
「もう咲谷先生しつこいんですよー。」
「名前は?なんて言うの?」
「うるさいですって」
「……イニシャルだけ教えて」
「イニシャル…………」
「そう、イニシャル!!」
「……………」
「高島、お願い。教えてくれたら今度奢るから」
「人を金でつるな」
と、先輩先生が芙羽の白衣を掴んで引っ張っていく。
「うわあああ」
「仕事だ仕事」
「椎名せんせーい、もうすぐで聞けそうだったのにぃぃー」
と、医局の奥へ消えていく芙羽。
「………はあ」
ため息をつく高島。
「で、イニシャルは?」
「まだ聞きます?」
「きになる。」


