「蒼先生の娘さんだって、美男美女の遺伝子受け継いでる子供だから美人でしょう?さぞかし」
「……あのなぁ。遺伝子で作り上げたみたいな言い方すんなよ」
「あぁ、すいません」
「愛優のこと、見たことあるっけ?」
「……ないと思いますけど。あれ?あったかな…」
「………あったんじゃない?」
「そうでしたっけ?
愛優ちゃんってどういう漢字ですか?
彩るで“あや”ですか?」
「ううん。
“愛”に、“優しい”って書いて愛優」
「…はぁぁ~、いいですね~ホントに。羨ましいですよ…漢字からしてもう蒼先生と季蛍が選んだってかんじします」
「そうか?」
「はい。で、下が夏来くんですよね?」
「そう。夏が来るって書いて夏来」
「夏が来た、じゃないんですか?」
「………どっちでもいいだろ」
「あぁ、まぁ」


