「季蛍、今日休みでしたっけ?」
「多分家で寝てんじゃないかな?……仕事休みな日は起こさないようにしてんの。俺」
「季蛍を思っての愛ですね」
「でも起きないとさ、顔色とかわかんないから怖い。ちょっと」
「季蛍を思ってこその愛から生まれた思いやりですね」
「………家に帰ったらぐったり、だなんて考えたくもないけど」
「愛があるからこそ、そう思うんですね。」
「もう愛愛愛愛うるさいなぁー…」
「だって愛じゃないですか!!」
「………愛だけど」
「どうします?家でぐったりしてたら。」
「最近はあんまり体調崩してないから。大丈夫だろ。……まぁ、そんなこと確信はないんだけど」
「でも体調崩してないなら良かったですね。
免疫力強くなったんですかね?」
「……季蛍、気温の変化と…暑さに弱い。目離したらすぐに熱だしてる。」
「僕、考えたんですけど。僕も体調崩すときって、気温の変化が激しい時だったりしません?」
「……確かに」
「人間、気温の変化にも…愛の変化にも弱いんですね」
「なんだ、愛の変化って」
「だから、たまに愛がわからない夫婦のことですよ」
…………意味がわからない。
「へー……。」


