医局を出た後、凜の眠る部屋へ行って、凜を起こす。 「………凜。」 「芙羽………ギュッてして」 涙目な凜。 甘えられたこと、最近なかったから新鮮……。 「……凜」 「……寂しい 行かないで」 「………………」 上手く言葉にできないことだけど、 「行くわけない」 の言葉の裏には、『大好き。』って言葉も…詰まってるんだよ。 だから… 離さないよって、甘えられて改めて思った俺。