服の中に滑り込ませて、腕を押さえ、額に手を当てる。 「………うーん。」 しばらくすると、 ピピピピッ ピピピピッ 「……上がってる。 凜、薬飲もう」 凜が迷っていたであろう箱を覗く。 「……んーと」 「どーれ………」 「凜、これ。風邪薬」 箱を差し出して、凜の頭を撫でる。 「ごめんね。もっと早く帰って来れれば良かったんだけど」