「咲谷先生ー、急患この後お願いします」





「了解ー!」






看護士に叫んで、凜への発信ボタンを押す。







プルルル  プルルル







「………………も…しも………し」







「凜。熱」







「………さんじゅう……はち…ど、に?」








「で、昼は?」








「………さんじゅう」






「…………凜?」






「………」







「凜?」






「……7度5分」








「はぁー。上がってるってわけ。」








「………」