それから数日後、果織ちゃんの病室に欠かさず行っていた蒼先生が嬉しそうに戻ってきた。




「高島~。……果織ちゃんの熱が下がった~」







「ホントですか?良かったですね」







「大分良くなってるみたい」







「良かったー。」






「果織ちゃん、この頃妹のことばっかり考えてたらしくて」






「妹…」







「そう。宮川さんがそれ聞いて、電話して果織ちゃんと妹が話したら大分…元気。

……妹思いなんだね」







「それが原因なんですかね?」







「多分ね。……まぁわかんないけど、笑顔だし、果織ちゃん。とりあえずはよーし」









「………良かったですよ、ホント」