「とにかく、高島頼んだよ。季蛍のこと。 主治医として」 「俺にプレッシャーかけるとき、『主治医として』って言葉使うのやめませんー?」 「やめませんー。 じゃあ俺、果織ちゃんとこ行かなきゃだから」 ファイルを持って医局をでる俺に、 「やめましょうよー。」 と、高島の声が背後に聞こえた。