自分の分を持って寝室のベッドサイドに。






「いただきまーす……」






ベッドサイドでカレーを食べ進める俺。






「……ねーえー。……病院で女の人と喋る?」






「……俺が?そりゃ喋るでしょ。…看護士とか」






「ん~、じゃなくて!!…………だから……その…恋愛対象として」








「恋愛対象?………誰?いないよ。喋んない」








「季蛍ちゃん狙ってたりすんじゃないの…」








「……は?季蛍さんは蒼のもんだろ。蒼がは離さないよ。季蛍さんのことは」







「……へぇー。蒼くんって季蛍ちゃんのこと…よっぽど愛してるんだ」








「愛しすぎ。……蒼は季蛍さん一筋だから絶対浮気はしないと思う」








「なんで浮気する前提なのー?……わかった。港、浮気してんだ」







「なんでそうなんの?……さっきキスしたばっかだろ」







「……キスするからって浮気しないわけじゃないもん」








「俺のこと信用してないわけ?」








「……したいけどさ、わかんないんだもん。港、私のこと本当に好き?蒼くんが季蛍ちゃんのこと愛してるぐらい…

愛しすぎって言えるくらい好き?」








「好きに決まってる。……好きだよ」