ピピピピッ ピピピピッ
「……8度2分。今日は寝てろ」
「んんーやだっ」
「……だめ。またいつでも行けるから」
頭を撫でて、ボタンを留める。
「……行きたい」
「次の休みな。……ほら、布団掛けて。おやすみ」
「……やだ」
「ん~もう、ヤダしか言ってないじゃん。陽」
「やだっ…」
「……寝るまでここにいるから」
「…や……だ」
とか言ってた陽だけど、胸をトントン叩いているうちにスヤスヤ寝息をたてていた。
「陽、おやすみー…───」
そう言ってから寝室をでて、夕飯の支度をした。
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