それでふてくされてんだな、きっと。 立ち上がって寝室のドアを開ければ、寝室の掛け布団の上で仰向け、大の字になる陽が。 「……キス」 陽の上に被さり唇を重ねる。 「気づかなくて……ごめん」 そう言ってまた唇を重ねる。 「……ん、んーっ港!」 「スキの反対…キス。」 そう言ってまた唇を重ねる。 「んっね、ねぇ…苦しッ…………」 陽の首の後ろに手を回したとき、俺は眉をひそめた。 「……ん?…………なんか熱くないか?」 「熱くないよッ……。もう苦しいからどいて。」 「……あぁ、ごめん」