「季蛍から聞いたのか。」





書類の入ったファイルを開きながら問う。





「……今朝。というか、さっき?」







「怒ってただろ」






「……んー。まぁそこそこにイラついてましたけど」








「もう俺は知ーらない」








「季蛍、今日なんか早いなって思ったら。喧嘩して飛び出したから早いんですね」









「………季蛍、何で行ったんだろう。車あったから俺、車で来たけど」









無意識にぽつりと呟くと、









「心配なんじゃないですかー!!

『俺は知ーらない』とか言っといてー!」