かなり飲んできたのか、足取りの悪い蒼。





「…おかえり。……大丈夫?」






「………季蛍」






そのまま、寝室へ直行の蒼。







「……え、ちょ」






寝巻きをすでに着ていた私の手を引いて。









「……大丈夫?何か遅くて心ぱ…」






抱えられてベッドに寝かされた。







蒼も隣に入り、私のことを引き寄せる。








「…え、ちょっと…」








服の中に手を入れられて、あたふた焦る私のことなんか気にもとめず、蒼は私のボタンを外す。







「えっ、蒼?」






…………呼びかけたけど返事がないので、顔を覗き込めばスースーと眠っていた。