それから家で、もらった薬を飲んだ。




仕事の仲間との付き合いなどで、飲みに行っているとわかっていても、つい時計を確認してしまう。







………夜の1時半。






いくらなんでも遅い気がする。






携帯の連絡がないことと、帰ってくる気配のなさに不安が増す。







女の人も中にはいるだろうし、何かないといいんだけど…。

















そう心配していて、結局蒼が帰ってきたのはあれから20分したときだった。







玄関の鍵が開く音が聞こえて、慌てて玄関へ行った。






子供たちのいない夜は、すごく静かで…家の中で1人という感覚も嫌だった。