「蒼が……ぃ…………る」






「……だから俺。帰ってきたよ」






「………蒼…いる」







「ちょっと、季蛍大丈夫?」






「………ぎゅー…」







と呟く季蛍を抱きしめて、抱える。





膝上に乗せて、額に手を当てて、次に首もと。







「……水飲んだのいつ?最後」







「……一昨日の朝」








「……バカ。連絡してっていっても連絡しないし、電話かけてもでないし。一昨日って…」