「……大丈夫だよ。 私は助けてもらえただけで嬉しいよ。 でも…、もっと声……聞きたかった。毎日」 頷きながら陽の頭を撫でる。 「……ごめんな…。 ・・・でも……、陽が毎日声聞けるように、陽と毎日会えるように… ………いつかなるといいな」 ………プロポーズではないけど、将来の俺が描く2人だったりする。 「……それって」 と言いかけた陽の目は涙で溢れて、頬を伝い、掛け布団を濡らしていく。 「………港ッ…私となんかでいいの?」 涙をとめない陽が俺の目を見て言う。