────それから1時間 体のあちこちに冷えたタオルや、氷を置いて体を冷やした陽がベッドで眠る。 水分もできる限りとらせて、最悪な事態は避けたかった。 さっきまでの苦しい息と、流れる汗も徐々に治まり、気持ちよさそうな寝息に変わっていた。 「……早く来てあげてれば。」