こうなると俺の頭には悪いことばかりが浮かぶ。 体調を崩して寝込んでいる…とか。 相手にされなくて俺から離れたとか。 他の男についていったとか。 そんなことしか浮かばない。 その日、もう一度電話をかけた陽もまた出ないので、俺は決心して陽の家へと向かった。 ………大丈夫かな、陽。