一人暮らしだった陽の心配もしつつ、断る俺にデートに誘ってくれる陽に少し安心感を抱いていた。





だけど、俺が異変を感じるようになったのは…天気予報で、熱中症警報の出るようになった真夏の中の真夏。






暑さが酷くなって、外来中もクーラーがきいているのにも関わらず、ペットボトルへ伸びる手。








そんな時期に突入したある日…








俺は携帯電話の着信履歴と、メールの受信ボックスを見て1人頭を抱えた。










……最後に陽がデートに誘ってくれたのは、四週間前の日。








陽からの着信履歴はその日にちで終わっていたし、メールもその日から途切れていた。