「え、何?何?どうしたの、蒼」 「……愛優が洗面所に座り込んでる。季蛍着替えてきな」 「あ、うん」 「…愛優。戻してたの?」 「………うん」 「大丈夫か…?」 そう言って、パパが額に手を触れる。 「熱…は、ないよ」 「…熱ないけど戻してるの?」 「……ちょっと」 「リビングおいで。薬あげるよ」 「うん…」