「何がって……。急に意識飛ばすし、声かけても起きないし。どれだけ心配したと思ってたんだ…。 ……一昨日。季蛍が意識飛ばしたの。 それまで目すら開けないから本当心配した」 「え、2日も…?」 「そうだよ………。」 綺麗な手で、私の頭を撫でる。 それから頬に触れて、微笑む。 「……ごめんね」 「ほんと……もう全然寝れないし、目覚まさないし、もう」 髪をまとめて結わいてくれた。 「………ごめん」