ベッドに季蛍をおろして点滴の入れられそうな血管を探す。 高島が持ってきてくれた点滴を刺して、季蛍の服を捲り、聴診器を入れた。 「…………やだ」 「やじゃない。」 「やあだッ!!……やめて」 「………季蛍、大丈夫だから。」 「………」 「……。」