………ほ?



…………季蛍?



……………季蛍!




「……んっ」






目をうっすら開けてみると、重すぎる頭の感覚がわかった。





それと、何も食べていないのに…この気持ち悪さ。






戻してしまいそうだ……。






「ねえ、ずっとここで寝てたの?」






頷けば、溜め息をつく蒼。







「そりゃ熱も上がるわけだよ。ダメじゃん、ベッドで寝ないと。」






蒼が私を抱き抱え、蒼がソファに座り、私はその蒼にまたがるように抱かれた。





向かい合わせで膝上に乗せられ、そしてぎゅっと抱きしめれる。








………呼吸を感じてるんだけど。