ベッドの掛け布団の上に倒れ込む季蛍。





また風邪でも引いたか…?






徐々に近づいていくと、察知したのかゴロゴロと向こうの端まで転がる季蛍。







「……ちょっと。季蛍、どうした?」







「……おかえり。ご飯今…用意するね」








のっそり起き上がって、リビングへ行く季蛍だけど……






その足取りはとてもじゃないけど重い。