「だーるまさーんが……




中庭でだるまさんが転んだをする医者など見たことがあるだろうか。







でも、あんなに楽しそうな果織ちゃんを見たことがない。






あんなに笑っていたところを…………。







「高島先生ー、ちょっと休憩しよ?」








「そうだね。」








ベンチに腰掛けて果織ちゃんの前で両手を広げれば、ニコリと微笑んで抱きつく果織ちゃん。








「かおりんちゃん、お友達とだるまさんやったことある?」







膝上に抱えながら果織ちゃんの頭を撫でる。







「…ない。高島先生とが初めてだよ。高島先生、ありがとう」








「…かおりんちゃん」