「ッケホケホ、ケホケホ」 「風邪引いてんの?」 「今朝から薬飲んでるから平気…」 「蒼…。ちょっといい?」 額に手を触れれば、熱がない、とは言えない熱さ。 「……少し休んでなよ。季蛍さんには伝えとくから」 「…」 いつの間にか眠りについてしまった蒼。 ……珍しく蒼が風邪引いた。