「蒼先生聞聞いて下さい。さっき診察してた女の子に『結婚して下さい』って言われちゃいまたたー!」





「………」







「…………蒼先生?ホントに大丈夫ですか?」






「………あ、うん。今何時…?」






「……今は」







自分で腕時計を見る蒼先生。




最初っからそうすればいいのに。






「やぱい、外来始まる!」






と、医局を飛び出す蒼先生。





「…………。大丈夫かな、蒼先生」