トイレへ行くと、1人の看護士の声が聞こえる。





「季蛍先生ッ?大丈夫ですかッ…」






「あっ。……宮川さん。どうしたの?」







「高島先生ッ!季蛍先生が、呼んでも返事なくて」








「………季蛍?…季蛍」








「…………ん」






トイレの中にたどり着く前に、倒れたらしく…。






季蛍の体を起こして脈をとる。






「………季蛍?大丈夫か?わかる?」







「…………」







「……季蛍」








「………」








「とりあえず運ばないとだな。季蛍、いい?抱えるからね」









と声をかけてから、季蛍を抱えて、処置室へ急いだ。







宮川さんがドアを開けてくれた。







「上野先生呼んできて!」








「あっ、はいッわかりました」