そんな季蛍さんを放っておけなかったが…。







季蛍さんが自ら足を進めて、なぜか待合室に座るので…俺はそっと影から見守っていたんだけど。















タオルで口元を押さえながら、泣き出す季蛍さんを見てはいられず。













蒼へ報告しに行ってしまった。


















誰もいない真っ暗な待合室に、季蛍さんの泣き声だけが響いている。