「…男子校…」 「うん」 進路が決定する時期。 私達も例外ではなかった。 「サッカー、したくて」 「そっか…うん、応援してる」 「ありがと」 高校が離れる。 不思議と不安はなかった。 それは、陽太が行くところが男子しかいないところだったからかもしれない。