やっと家にたどり着いたのは、もう空がオレンジになった頃だった。 「ただいま!」 ばん、とドアを開けると、中から「おかえりー」と姉ちゃんの声がした。 ……あれ?いつもと変わらない。 少し不思議に思って、自分の靴を脱ごうとすると。 「……あっ、」 小さな姉ちゃんの靴の隣に、もう一つ同じサイズぐらいの靴がある。