「嫌われたかと思った」




「それは俺の方。大嫌いまで言われたし」




「ごめんね、湊くん」




「もういいよ、俺のこと好きでしょ?」






人目をはばからず、ぎゅっと抱きつく。



周りからは冷やかしの声が聞こえた。



それでも湊くんも抱きしめ返してくれた。





「ありがと、湊くん」



「うん、これからもよろしくな」



「うん!」