いつの間にか成立していた会話。
それをきっかけに俺達は仲良くなっていった。
「紘、紘!」
「どうした研磨?」
「猫がいる!」
「猫はどこにだっているし、お前ん家にもいるだろ」
「野良猫だよ!可愛いなあ」
仲良くなった、というよりは保護者になったって言うほうが正しいのかも。
「おい、ちゃんとピーマン食べろよ」
「うるさい、紘が食べれば」
「そんなんだから背伸びないんだよ」
「僕牛乳飲むから伸びるし、いい加減なこと言うなよ」
俺と仲良くなった研磨は、段々とほかの奴らにも心を開いていった。
いや、ほかの奴らが研磨に心をオープンにしすぎた。
「おい研磨!セミやるよ!」
「こっちくんな!」
「ダンゴムシもあげるよ、俺の気持ち」
「ダンゴムシもお前の気持ちもいらねえよ!」
……それはそれは、モテていた。

