ーーー








「はよ、恋花」


朝から私の名前を呼ぶ彼の声が心地良い。



「おはよ...」




距離のことを考えてから
変に意識してしまってうまく話せなくなっていた。



私たちの間には珍しく沈黙が流れていた。






「なぁ、最近俺のこと避けてんの?」





その沈黙を破ったのは、大知で...

しかも予想外の言葉だった。