普通起きないでしょ。

『.....ねえ恋。俺になんて言って起こしたの?』

『え?!なんで?!』

『なんか柚がニヤニヤしてるから』

柚のほうをみて言う翔

柚ー!!顔に出さないでよ(泣)

『あ、えーと、ね.....うん。あはははは。』

『言え』

え、ほんとに言うの?

やだやだやだ

『言わなきゃ柚の前で口塞ぐぞ』

はい言います。

『柚、に、き、キスするから起きてって..言えって言われたの!』

たぶん今の私の顔は真っ赤っか。てか絶対。

『....そう言うことね。じゃあお言葉に甘えて。』

翔は立ってから座ってる私のことも立たせて

『柚さんきゅーな!ちょっと恋の部屋行ってくる』

はい?!

『はいはーい。いってら』

満面の笑みで見送る柚

ちょっと柚!親友を見捨てないでぇぇぇぇえええええ!!!

私の願いも虚しく、翔に2階の部屋に入らされた

そのままベッドに座った翔

『恋、はやく座れ』

ポンポンと座ってる隣の場所をたたく

『う、ぅん』

戸惑いがちに歩く

ベッドに座ると

『恋、キスしてくれんの?』

『あ、あれは!柚が言っただけで、私の意思じゃない!』

『じゃあ、してくれないの?』

少し可愛く寂しそうに言う翔

そんなことしたって、しないもん!

『しない!!』

『へーえ...恋って言われたら何でもやっちゃうんだー。誰にでも。ショックだなー』

『し、しないもん!』

『じゃあ、キスで誠意を表して欲しいなー』

誠意?!

『あーもう!分かった!するよ!!』

『やった♫』

ん!と目をつぶる翔