恋side

翔とケンカして2階の自分の部屋にこもってる私

『はあ..、』

食べたくないなら言えばいいじゃん!!
翔のばか!!!!

まあ、言われても傷つくけどね。

はー、どうしよう
せっかくみんな泊まりに来てるのに、
やな事になっちゃったな...

一階行こっかな
でも翔いるし...

うーん!!って唸っていると

コンコン

『恋?俺だけど...入っていい?』

翔だ。

『う、うん。いいよ?』

ガチャ

浮かない顔で部屋に入ってきた翔

『あの、さ、恋。
さっきの違うから。恋の勘違いだから。』

『え?』

まっすぐ私の目をみて言う翔

勘違いってどういう事?翔は私の料理食べたくないんじゃないの?

『俺は!恋の料理が食べたくないんじゃなくて!恋と離れたくなかっただけ!!
恋の料理は死ぬほど食いたいし!』

『え、そうだったの?』

ということは、、
またお得意の早とちりをしちゃったって事?!

『え、あ..う....、えと、ごめん.....』

申し訳なくて俯きがちで謝った

上から くすっ てちょっとだけ笑った音

『いいよ。恋が早とちりするなんていつもの事だろ?』