部活動紹介が終わった後、私達はどこの部活に見学に行くのか話し合っていた。



「悠理!いたね、あの人書道部に。」



志穂がやたら興奮して教えてくれてた。



「よく見たらあの人なかなかかっこいいじゃない。」




美月まで少しエキサイトしているなか、私はドキドキしていた。



「かっ、かっこいいよねぇ。あはは。」




「ちょっと悠理。書道部に行くんでしょ?」


2人がニヤニヤしながら聞いてくるので、とりあえず首を縦に振った。



《まぁ、入りたかったし。》




「じゃ〜あ〜、悠理!私達はバト部とテニス部行ってくるー!!」


2人が仲良く、手を繋ぎながらバイバイと空いた手を振ってきた。



「うん、わかった。また明日。」




基本的に部活動見学は放課後なので2人とはここでお別れだ。



少し淋しく感じたが、私は書道室に足を進めた。