「・・・あ、羅霧くん・・・・・・」
画面には
『新着メール2件 巻城 羅霧』
と書かれてあった。
「・・・短時間で2通もメール送るとか、羅霧くん何者?」
私はそう言いながら、かすかに笑っている自分に気がついた。
「・・・ふふっ。羅霧くんはいい子っぽいし、友達くらいなら、仲良くしても・・・」
『おはようございます!
今日もいい天気ですね~
今日は昨日より少し暑くなるようですよ
体調管理に気を付けてくださいね
好きな人が倒れるなんて考えたくもありませんから』
メールをみた瞬間、私の周りの時が止まった気がした。

