「―――・・・」
ただただ私は雨のなかを傘もささずに歩いていた。
暗いオーラが感じられるのか、私の周りに人気はなかった。
まるで私を世の中が避けているように。
「・・・どうしよっかな・・・・・・これから・・・」
目的もなくなった。
友人も信じれなくなった。
強い意思もへし折られた。
いったい私は何を目標にこれから生きていけばいいんだろう。
恋することがこんなに辛いことなのならば・・・・・・
「恋なんてしなけりゃよかった!」
いつの間にか私の目には大粒の涙が浮かんでいた。
その涙が落ちる・・・
まさにその瞬間・・・・・・―――

