教育【女子→男子】


―――2週間後のある日。

「・・・!?ええっ!??」

つい大きな声を出して恥ずかしい思いをした私がたっていたのは、朝の下駄箱だった。

なんと、私宛に渡神先輩からの手紙が入っていたのだ。

その内容は――――――

『この間のことも含めて、もう一度話がしたいです。放課後屋上に来てください』



「やったじゃん弥亜!!!絶対告白だよ~!!」

「えへへ・・・そ・・・・・・そぉかなあ~///」

私は美雨におだてられ、照れ隠しに夢中でした。

隠せてないけど。

「ちゃんと髪とかセットしなよ?」

「もっちろん!当たり前じゃない♪」

私はそう言うなり拳を腰の方で握り、気合いを入れる素振りをした。


「まあ、せいぜいドジ踏まないことだね。ドジっ子ちゃん☆」

「う・・・うるさいっ!」