・・・ああ、めんどくさい。何で忘れちゃうかなあ・・・・・・
私は周りをほとんど見ず、無心に歩き続けた。
・・・だって、それ以外することないんだもん。
友達もほっとんどいないからすれ違うこともないだろうし、しゃべりながら歩けないし、好きな人に出会うわけでもn・・・
ドンッ
先ほど無心にといったわりには結構考え事をしていた私は、あまりに考えに夢中すぎて思いっきり何かにぶつかってしまった。
明らかに自分が悪いというのに、私はぶつかった相手をギロリと睨み付けると、
「ったた・・・もうー、ちゃんと周りみr・・・」
そういいかけて言葉を失った。
「・・・あ・・・・・・ああ・・・」
・・・もう、サイアクだ。
罰当たりとは、この事だろう。

