「あのっ友也くん!」
「どうしたの?」
「あのっ
私ね、友也のことが
すっ…
好きです」
「え?」
きゃーー!!
どうしよう!いっちゃったよ!
倉庫は暗いが
表情はかろうじて読みとれる
るりの顔は
真っ赤に染まっていた
友也side
「え?」
突然のことで驚きが隠せない
愛川さんが
僕のことをすき?
そんなこと思われてるなんて
考えもしなかった
人気のある愛川さんが
僕なんかを好きになるなんて
どうしよう…
僕はどうなんだろうか…
悩んでいると
「あの、友也くん
もしよかったら付き合って
もらえませんか…?」
そう言った愛川さんの瞳は
緊張してるのか涙がたまっていて
妙にドキドキした
「うん…いいよ」
気がつくと僕は
そう言っていた
「え!いいの?!
ほんとに?!」
「うん」
愛川さんのこと
気になってたのは事実だしね
「やったぁ!」
ぎゅっ
「え?」
デジャヴ…?
「友也くんが私の彼氏になるなら
抱きつき放題だよね!?」
「え?そうなるのかな?」
「そうだよ!
我慢しなくていいんだ!」
そう言って愛川さんは
ずっと抱きついている
「…あの…
そろそろ放してくれる?」
さすがに恥ずかしいし
それに…
「やだよ!せっかく友也くんが
私のものになったんだもん!」
「でも…あの…
胸があたってて恥ずかしいよ」
!!
るりはおどろく
友也の可愛さと純粋さに
「うふふ~
友也くん恥ずかしいのー?」
そういうとるりは
胸をさらに押しつけるように
強く抱きつく
「うわ…あ……」
やばいよぅ…
ちょっとこれはさすがに…
友也は赤面して
くちをパクパクさせていた
「友也くん
ほんとに可愛すぎ!!!
ちゅーしていい?」
「え?!
だめだよ!それは!」
「えーーー」
