その物体はよく見ると、
すごく綺麗な顔立ちをしていた。
「うわぁ、きれい………」
その瞬間、まじまじと見ていた顔の
目が開いた。
「あ、ここの娘さん?」
なんて笑顔で聞いてきた。
「はい、そうですけど…、どちら様?」
「えっと俺は本堂朔羅。
今日から一緒に住むことになった。
よろしくよ」
「え、え、ちょっ…どうゆう意味?」
「そのまんま」
「なんでこうなったのか説明して。」
「えっとお前の親父さんに頼まれたんだよ。
最近物騒だし、お前一人暮らしになるし。」
「え、私お父さんと二人暮らしだよ?」
「面倒なことに俺とお前の親父が
幼なじみみたいでよ。
二人で会社を立ち上げるんだと。」
「え!お父さん、かえってきてるの!?」
「おう」
「それであなたもご一緒にと………」
「そのとおり」
「断ってよ!」