「裕…ゆう…」


私は大泣きした。そんな私に美香は何も言わずただ一緒にいてくれた。


あとから聞くと、裕は居眠り運転に巻き込まれたそうだ。


あの時、私を押したのは裕だったのだろうか。


裕は私をかばって死んでしまったのかもしれない。


ごめん…ごめんなさい、裕。


ねぇ、裕。裕が私にくれた最後の言葉。絶対に忘れないよ。


だからね、裕も忘れないで。私も裕の事が大好きだよ。




永遠に…。