蝶~永遠の約束~

私は目をつぶった。


すると、裕はポケットから何かを取り出していた。


それを私の首もとにつけた。裕の顔が近づいてきて、裕の吐息がかかる。


少しして裕の体が離れた。


「目開けていいよ。」


私が目を開けると首もとにきらびやかに光る蝶が止まっていた。


「裕、これ…。」


「誕生日プレゼント。あかり、前からずっと欲しがってただろ?」


「覚えててくれたの?」


「あぁ。大切にしろよ?」


「うん!」