そう考えてきた僕も遥には、手が出せない

遥は、恋愛恐怖症だから…
まあ、なった理由はきいたことないんだけどね
多分、遥はあの馬鹿侑介に恋をしているけど言おうとしない


まあ、一歩間違えたらこの関係が潰れるからね。







風斗「ねぇ、遥」

 遥「何?」

風斗「この前、マネージャーから、遊園地   のチケットもらったから一緒に行か   ない?」

 遥「なんで、あたし?」

風斗「あれ、僕あんたに拒否権あげたっ    け?」


 遥「だからなんであたしなの?」

風斗「うーん、身近にいるから」

ほんとは、一緒に行きたいから
でも、そんなこと言えないし…

 遥「風斗」

遥はいきなり立ち止まって僕の名前を呼んだ

風斗「何」

 遥「風斗、あたしは、絵麻お姉ちゃん    じゃない。絵麻お姉ちゃんの代わり   をやるなんてごめんだから」

風斗「遥…」

遥は僕の隣を通り越した

…こんな事で諦められない!

風斗「遥!僕は、遥を姉さんに重ねて誘った   んじゃないよ。遥にデートを誘った   理由は恋愛恐怖症を治す特訓の為」

 遥「え…。」

風斗「じゃ、考えておいてね」

 遥「分かった」

風斗「え?」

 遥「だから、行くっていってんの」


風斗「そ、じゃ楽しみにしてるね。遥ちゃ   ん」


そんな事を言っている僕は、遥と行けることが楽しみだった


学校でどんなことが待っているかも知らずに…