藤村先生は顔もいいし、
運動神経もいい。

なにより、
生徒1人1人を
よく見てくれる
理想の先生だった。

だから、結構モテる。

藤村先生なら、
勝ち目ねーわ。

って、ちょっと待って俺!
勝ち目ってなんだよ!
別に俺は
菅野先輩を好き
とか、そういうことは
全然思ってな「それより!

君たち、次の授業に間に合う
自信はあるのかな?
特にそこの青ジャ3人!
あと3分だよ?」

呆れたような
藤村先生の声を合図に

「どうしよ!
次化学室に移動だった。」

「俺らも着替えねーと。
次なんだ?」
「数学だと思うよー」
「何で長野は
そうのんびりしてるの?!」
よっしゃ!今回は言った!

4人は散らばった。